検査・診断
なに科にいったらいいの?
ADHDの疑いがあって日常生活に困難をきたすようであれば病院を訪れましょう。ADHDの専門科は神経科や精神科です。いきなり大きな病院へ出向くのに抵抗がある方は、まず小児科や内科などにいってから、専門医を紹介してもらうようにしてください。
また、日本小児神経学会のHPで専門医のいる病院が紹介されていますので、そちらで調べてみるのもいいでしょう。
日本小児神経学会小児神経科専門医一覧
http://child-neuro-jp.org/visitor/sisetu2/senmon_simeilist/map_simei.html
検査・診断
病院で行われる検査は基本的に、医師との会話が中心になります。
まず、医師から症状、生活習慣、病歴、家族の病歴などについての質問があります。また、学校の先生向けにも質問表をわたされることがあります。
診断を受けることによって、障害の理解がすすみ、本人だけでなく周囲の人も楽になります。病院にいくことで劣等感がうまれることはありません。劣等感は周囲からの否定などで生まれるものです。まず、障害をよく理解するために病院を訪れましょう。
ADHDを診断基準でチェック
ここでは、よく診断で用いられるアメリカ精神医学会のADHD診断基準(DSM-Ⅳ-TR:2002年)をご紹介します。わかりやすいように各項目に当サイト独自の例をつけてみました。チェックリストとして参考にしてみて下さい。
A (1)か(2)のどちらか
(1)以下の不注意の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6ヶ月持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達の水準に相応しないもの
不注意
- a.学業、仕事、またはその他の活動において、しばしば綿密に注意することができない、または不注意な過ちをおかす。
(例:授業中に課題ができない、やろうとしないなど) - b.課題または遊びの活動で注意を持続することがしばしば困難である。
(例:長続きしない、ぼんやりするなど) - c.直接話しかけられたときにしばしば聞いていないように見える。
(例:聞いてなかったり、聞かなかったりするなど) - d.しばしば指示に従えず、学業、用事、または職場での義務をやり遂げることができない(反抗的な行動、または指示を理解できないためではなく)。
(例:規則やルールを守れないなど) - e.課題や活動を順序立てることがしばしば困難である。
(例:計画を立てる、またはそれに従うのが苦手など) - f.(学業や宿題のような)精神的努力の持続を要する課題に従事する事をしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う。
(例:勉強、宿題をやりたがらない、すぎあきらめる) - g. 課題や活動に必要なもの(例:おもちゃ、学校の宿題、鉛筆、本、道具など)をしばしばなくす。
(例:何をどこにおいたかすぐに忘れる) - h.しばしば外からの刺激によって容易に注意をそらされる。
(例:ちょっとした物音、まわりの人などが気になる) - i.しばしば毎日の活動を忘れてしまう。
(例:歯磨きや手洗いといった毎日の日課ができないなど)
多動性
(2)以下の多動性―衝動性の症状のうち6つ(またはそれ以上)が少なくとも6ヶ月以上持続したことがあり、その程度は不適応的で、発達水準に相応しない
- a.しばしば手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする。
(例:貧乏ゆすりや鉛筆をかむなど) - b.しばしば教室や、その他、座っていることを要求される状況で席を離れる。
(例:授業中や食事中に席を立つなど) - c.しばしば、不適切な状況で、余計に走り回ったり高い所へ上ったりする(青年または成人では落ち着かない感じの自覚のみに限られるかもしれない)。
(例:危険なとこで遊ぶ、お客がくると異様にはしゃぐ、外出すると騒ぐなど) - d.しばしば静かに遊んだり余暇活動につくことができない。
(例:読書が苦手など) - e.しばしば“じっとしていない”またはまるで“エンジンで動かされるように”行動する。
(例:動き回っているので靴をみるとよく傷んでいる) - f.しばしばおしゃべりすぎる。
(例:おしゃべり、落ち着かないなど)
衝動性
- a.しばしば質問が終わる前に出し抜けに答え始めてしまう。
(例:質問が終わる前に答える、人の話が終わる前に笑うなど) - b.しばしば順番を待つことが困難である。
(例:順番抜かしをする、列に並べないなど) - c.しばしば他人を妨害し、邪魔する(例えば会話やゲームに干渉する)
(例:他人の遊びの邪魔をするなど)
B 多動性―衝動性または不注意の症状のいくつかが7歳以前に存在し、障害を引き起こしている。
C これらの症状による障害が2つ以上の状況(例:学校[または職場]と家庭)において存在する。
D 社会的、学業的または職業的機能において、臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在しなければならない。
E その症状は広汎性発達障害、統合失調症、または、そのほかの精神病性障害の経過中にのみ起こるもではなく、ほかの精神疾患(例:気分障害、不安障害、解離性障害、または人格障害)ではうまく説明されない。
(『DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル』医学書院より一部抜粋)







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